去勢のことあまり知らないけど愛犬を去勢させようか悩みますよね。そこで、去勢のメリットやデメリットは何か。費用はどれくらいなのか。半額も補助金が出るなど去勢についての疑問を詳しくみていきましょう。
去勢とは
犬の去勢手術とは、オスの精巣だけを摘出する手術です。
体に対する負担は、メスの避妊手術よりはお腹を開かないため少ないです。
去勢をすることで望まない妊娠をすることを防ぐことが出来ます。
また、様々な病気の予防や行動のコントロールをすることができます。
犬の去勢費用

犬の去勢費用は体格によって変わってきます。また、動物病院によって値段は多少変わってきます。
費用の内訳の合計(手術・入院・麻酔代)でまとめてみました。
大型犬 | 約30,000円〜 |
中型犬 | 約25,000円〜 |
小型犬 | 約20,000円〜 |
一般的な去勢手術の値段はこれくらいになります。
去勢手術を受けたい動物病院のサイトで詳しく見れると思います。
もし、掲載していない場合には動物病院に直接電話をして聞くことをオススメします。
犬の去勢をする時期は?

一般的に去勢時期は、ベストは生後半年~8ヶ月の間です。
去勢時期は、性成熟する前が良いとされています。個体差はありますが大半の犬が生後1年以内に性成熟する傾向があります。
この時期を過ぎても去勢出来ないわけではないので安心してください。
去勢手術は即日対応してもらえないので、一度動物病院に行きスケジュール調整を行いましょうね。
去勢手術の流れ

手術当日
去勢手術自体はは30分~40分で終わります。
手術当日に引き取ることは出来るのですが、経過観察などがあるのですぐに引き取ることはできません。
例えば、昼頃手術を行うと術中や麻酔覚醒に特に問題が無ければ、手術当日の夕方ごろに引き取ることが出来ます
また、相談により入院して管理してもらうことも出来ます。
手術後
手術後の7~10日後に傷口の抜糸があります。
去勢手術後に気を付けたいこと
・去勢手術後は性ホルモンが分泌されなくなることにより活動量が減り、基礎代謝が低下します。
しかし、食欲が増加する傾向があるので肥満にならないように低カロリーな食事管理をするようにしてください。
・シャンプーやお風呂は抜糸後3日以降に行ってください。
犬の去勢のメリット、デメリット
去勢をしなければよかった?と思うことがないようにメリットやデメリットを見ていきましょう。
メリット
・病気を予防することが出来る
オス犬特有の精巣腫瘍、前立腺肥大、会陰ヘルニア、精巣炎、肛門周囲腺腫などの病気の予防になる。
・トレーニングがしやすくなる
個体差はあるが、性格がおとなしくなる傾向がみられるのでしつけがしやすい。
・ストレスを予防できる
メスの発情に影響を受けての興奮しなくなりストレスの予防が出来る。
・望まない繁殖をしなくなる
多頭飼いの場合でも安心して飼うことが出来る。
デメリット
・繁殖が出来ない
・全身麻酔によるリスク
・基礎代謝の低下により、肥満になりやすくなる
・糖尿病になりやすくなる
・たまに、去勢後に自信を無くしたり、さらにシャイになってしまった例がある
去勢手術にペット保険は効くの?
結論:ペット保険は効かない
犬の去勢手術は、原則としてペット保険の補償対象外です。
ただし、ほかの傷病があってその治療に関連して去勢手術・避妊手術をした場合は、保険金の給付対象になる場合があります。
ペット保険に加入する際は契約内容をよく確認するようにしてください。
犬の去勢手術費用は補助金や助成金が出る

犬の去勢に対して自治体から補助金や助成金が出るのをご存じですか?
ご住まいの場所や、飼育している場所の市町村から去勢手術の半額、もしくは費用の一部を負担してもらえます。
役場に確認するといいですね。
また、獣医師会からも補助金や助成金が出るので合わせて確認してみるといいですね。
まとめ
犬の去勢にはメリット、デメリットがあります。
何を優先させたいかで去勢をするか、しないかで変わってきます。
去勢は、ある程度予定を建てないといけません。かかりつけの動物病院に相談してスケジュールを組んで去勢しましょう。
去勢の費用は決して安いとは言えません。
そこでご住まいの市町村や、獣医師会の補助金は半額負担してくれる地域があるのでうまく活用してみるといいですね。
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